🚦 円高一服、ドル円は150円台で次の方向性を模索
本日の市場サマリー
- ドル円(USD/JPY): 昨日の円高の流れから一転、東京市場ではドル円が一時149円台を付けた後、植田日銀総裁の発言を受けて150円台へ急反発。米10年債利回りも低下が一服し、米ドル買いが強まりました。
- ユーロ(EUR): ドイツIfo景況感指数が市場予想を上回り、朝方はユーロ買いが優勢でしたが、その後の米ドルの強さに押されて上値が重くなりました。ドイツ総選挙の結果も市場に織り込まれつつあり、新たな景気対策への期待感は限定的な影響にとどまっています。
本日の注目ポイント
- 米経済指標の注目度高まる
- 本日発表される米経済指標は、住宅価格指数(12月)、S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(12月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(2月)、リッチモンド連銀製造業指数(2月)など。
- 特に、消費者信頼感指数は前回104.1から102.5への低下が予想されており、予想を下回ればドル売り材料となりそうです。
- 米金融当局者の発言
- ローガン・ダラス連銀総裁、バーFRB副議長、バーキン・リッチモンド連銀総裁の発言が予定されています。
- 弱い消費状況に関するコメントには市場が敏感に反応する可能性があります。
- 欧州時間の材料にも注目
- ドイツ実質GDP(確報値)(2024年 第4四半期)や香港貿易収支(1月)が予定されています。
- ECB関係者の発言も予定されており、特にナーゲル独連銀総裁、シュナーベルECB理事のコメントに注目が集まります。
本日のトレード戦略
- ドル円: 米経済指標が弱い場合、ドル売りが進む可能性が高いため、150円台後半では戻り売りを狙います。特に、消費者信頼感指数の結果に注目。
- ユーロ円: ドイツ景気指標が予想を上回ったものの、ウクライナ情勢やトランプ関税に対する不透明感が依然として残るため、引き続き上値は重い展開が予想されます。売り目線を維持します。
- ビットコイン: 昨日はレンジを下抜け大きく下落しました。反発の兆しが見られないため、しばらく様子見とし、積極的なポジションは控えます。
まとめ
- 注目イベント:
- 23:00 米コンファレンスボード消費者信頼感指数(2月)
- 25:00 FRB関係者の発言(ローガン総裁、バー副議長、バーキン総裁)
- 狙い:
- ドル円の戻り売り(150.80-151.00目安)
- ユーロ円の売り(157.50-158.00目安)
- 警戒:
- 米経済指標が予想を大幅に上回った場合の急なドル買い
- ウクライナ情勢やトランプ関税に関する新たなニュースに注意
今夜の値動きは、特に米消費者信頼感指数の結果次第で大きく変わる可能性があります。焦らず、トレンドに乗るタイミングを見極めていきましょう!