📉 ドル相場、膠着状態続く──FRB発言が次の一手となるか?
💱 ドルは安値圏でもみ合い、次のトリガーを模索
先週の弱い米雇用統計を受けたドル売りは一巡し、今週は方向感に欠ける展開が続いています。
ドル指数(DXY)は10日移動平均線付近での推移を維持しつつ、東京時間では98.66〜98.83のレンジ内で揉み合いを続ける形となりました。
📌 今は「ドル安継続」か「反転」かの分岐点。市場は新たな材料を待っている状況です。
🗓 本日(8月6日)の注目材料とイベント
📊 経済指標(相場への影響は限定的)
時刻 | 国 | 指標 | 予想・前回 | コメント |
---|---|---|---|---|
未定 | 🇬🇧 英国 | 建設業PMI(7月) | – | 景況感の変化に注目 |
未定 | 🇪🇺 ユーロ圏 | 小売売上高(6月) | 前月比±0% | ユーロへの影響は限定的 |
20:00頃 | 🇺🇸 米国 | MBA住宅ローン申請指数(7/26~8/1) | – | 金利動向と連動しやすい |
🗣 FRB当局者発言(マーケットの焦点)
時刻(NY時間) | 氏名・所属 | 内容 | 注目点 |
---|---|---|---|
後半予定 | クックFRB理事 | 討論会登壇 | ハト派寄りとされる発言が出るか |
同上 | コリンズ・ボストン連銀総裁 | 討論会登壇 | インフレ動向に対するスタンス |
同上 | デイリー・サンフランシスコ連銀総裁 | 討論会登壇 | 9月FOMCでの利下げ観測に関するコメント |
💡 質疑応答ありのため、市場の想定を覆す内容があれば相場に影響大。
9月の利下げ示唆 or 否定がドルの方向性を左右する可能性があります。
💼 その他の注目材料
- 🇺🇸 米週間石油在庫統計(WTI・原油市場に影響)
- 🇺🇸 米10年債入札(420億ドル)
→ 債券利回りの反応次第でドル相場へ波及も - 🏢 米企業決算:
マクドナルド、ウォルトディズニー、ウーバー、ドアダッシュ、Airbnb など消費・レジャー関連の内容に注目
🧭 戦略ポイントとまとめ
現在のドル相場は、「短期下落トレンド内の持ち合い」という位置づけ。
DXYはサポート水準に接近しており、ここを割れるかどうかが目先の焦点となります。
🎯 今夜のFRB当局者発言が、次のドルの方向性を決める重要イベントとなる可能性が高く、ヘッドラインに即応できる柔軟な戦略が求められます。
以下に、2025年8月6日時点|主要通貨別の戦略表(ファンダメンタルズ+テクニカルシグナル込み)を整理しました:
📊 主要通貨別トレード戦略表(2025年8月6日)
通貨ペア | 現在値 | テクニカル傾向 | 注目材料・戦略ポイント | 戦略アクション |
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USD/JPY | 147.47 | 売りシグナル優勢 | FRB利下げ観測、米金利低下圧力が重し。NY発言次第で流れ加速も。 | 🔽 147円割れで売り継続。148円台回復で流れ変化に警戒。 |
EUR/USD | 1.1608 | 買いシグナル優勢(日足は中立) | 景況感改善と利下げ観測後退で堅調。欧州小売やPMIは限定材料。 | 🔼 押し目買い優勢。1.1580上維持で1.1620ブレイク狙い。 |
GBP/JPY | 196.18 | やや買い優勢(調整入り) | 英建設PMI後の反応限定的。BOE議事録の利下げ継続示唆が焦点。 | ⏳ 196.80抵抗で戻り売り警戒。195.60以下で売り強化も。 |
AUD/USD | 0.6504 | 強い買いも高値圏警戒 | 豪CPI鈍化→利下げ観測継続。対米ドルで伸び悩み。 | ⛔ 0.6520〜30で戻り売り。押し目は0.6470〜80意識。 |
CAD/JPY | 108.96 | もみ合い/やや買い優勢 | 加雇用統計控え。米加通商リスクが引き続き重し。 | ⏳ 原油反発次第で買い再開。108.50維持なら押し目買い。 |
ZAR/JPY | 8.14 | 下落一服/弱含み継続 | 南ア利下げ思惑、米関税影響が重し。 | 🔽 戻り売り優勢。8.20台は重い。8.00割れ注意。 |