💱【週末展望】米雇用統計ショック後のドル相場、方向感なく様子見継続


ドル安一服、週末は静かな均衡モード

先週末に発表された弱い米雇用統計は、為替市場に強いインパクトを与え、ドル円は一時3円幅の急落を演じました。特に前月・前々月の雇用者数が大幅に下方修正されたことで、「米労働市場の減速」が意識され、早期利下げ観測が再浮上しました。

今週はその流れの反動を消化する一週間となりましたが、明確なトレンドは生まれず、ドルは上下を繰り返す「レンジモード」。短期筋の利確・損切りが交錯する神経質な展開が続いています。


🧭 材料難で静観ムード広がる|市場の視線は来週の米CPIへ

本日(8月9日)は特段の米主要指標の発表もなく、唯一注目されているのは、ムサレム・セントルイス連銀総裁の討論会参加のみ。市場に大きな方向性を与える材料にはなりづらいと見られています。

また、来週の米CPI・PPI発表(13〜14日)を控え、新たなポジション形成には慎重姿勢が広がっています。


🇨🇦 本日の注目:カナダ雇用統計(7月)

指標予想前回市場の見方
雇用者数変化+1万人+8.31万人回復鈍化が意識されやすい
失業率7.0%6.9%上昇見込み → 加ドル売り圧力に

→ もし予想を下回る結果となれば、加ドル円は108円台割れリスクも警戒されます。


📈 ロンドン時間 序盤の為替動向(8月8日)

通貨ペアロンドン序盤の動きコメント
USD/JPY一時147.69 → 現在147.57米債利回り横ばい、方向感薄い
EUR/USD1.1635まで下落 → 現在1.1642戻り鈍く、ユーロは頭重い
GBP/USD1.3424を下回らず → 1.3440節目の下抜けは回避、底堅さ残る
米10年債利回り4.25%(横ばい)株式市場と連動、リスク指標として注視中

✏️ まとめ|静かな週末、来週のインフレ指標に照準

今週は米雇用統計のサプライズを受けた「ドル安ショック」の整理期間にとどまり、方向感を欠いた展開が続きました。ただ、来週には米CPI・PPI、そしてFRB要人発言が控えており、再びボラティリティが高まる可能性があります。

週末のポジション調整が一巡すれば、次なるトリガーを待つ神経質なレンジ相場が継続する公算が大きく、早期のトレンド転換を見極める局面に入っていきそうです。

以下に、2025年8月第1週末時点の為替市場動向を踏まえた通貨別戦略表(8月12日週向け)を作成しました。ファンダメンタルズ、テクニカルの状況を整理し、方向性と注視ポイントをまとめています。


📋【通貨別戦略表|2025年8月12日週】

通貨ペア現在値(概算)方向性注視ポイント・戦略概要
USD/JPY147.50前後レンジ内反発基調146.00が強サポート。米CPIが予想超なら再上昇へ。148.50超えなら一段高を視野。
EUR/USD1.1640前後弱含み1.1600割れではストップロス警戒。戻り売り優勢も、米指標次第で買戻しの余地あり。
GBP/USD1.3440前後中立英PMI悪化とBOE利下げ観測で上値重い。1.3500が分水嶺。下落は1.3350まで見込む。
EUR/JPY170.50前後反発継続ユーロ買い+円売りが支援。170.00割れでは反落警戒、171円台は利確意識。
GBP/JPY196.30前後上昇一服ポンド堅調も円買い戻しで調整入りやすい。195.00割れに要警戒。
AUD/JPY95.40前後戻り売り優勢RBA利下げ観測が重石。中国指標にも敏感。94円前半での反発の有無に注目。
CAD/JPY108.00前後下押し圧力雇用統計弱含みなら107円台へ。米加通商懸念もリスク。原油次第で巻き戻しもあり。
ZAR/JPY8.05前後軟調南ア通貨は地政学リスクと金利低下圧力の挟撃。8円割れが視野、戻りは8.10で限定的。

🔍 戦略補足ポイント:

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