💱 FOMC通過でドル買い戻しも限定的、本日の焦点は英中銀の政策判断
🏦 米FOMCの結果と市場の反応
米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り0.25%の利下げを決定。政策委員の見通しは「年内あと2回の追加利下げ」を示し、市場の想定通りとなりました。
パウエル議長は会見で「雇用と物価をバランス良く注視」との姿勢を強調し、インフレに対する警戒感を崩していません。発表直後はドルが買い戻されたものの、ドル指数は依然として10日移動平均線を下回っており、9月入り以降のドル安基調は維持されています。
🇬🇧 イングランド銀行(BOE)の決定に注目
本日は英国の金融政策委員会(MPC)が開かれます。市場は金利据え置きを前提としており、採決は7対2で一部メンバーが利下げを支持するとの見方が強いです。
英国経済は低成長と高インフレが同時進行しており、いわゆる「スタグフレーション懸念」が続いています。直近の消費者物価指数(CPI)は前年比+3.8%と依然として高止まり。秋の予算案を巡る不透明感もあり、ポンドは政策決定後も安定感を欠く可能性があります。今回は経済予測や総裁会見は予定されていません。
🌍 世界の経済イベント
- 欧州・新興国
・ユーロ圏経常収支(7月)
・ユーロ圏建設業生産(7月)
・ノルウェー中銀は0.25%利下げ見通し
・南ア中銀は政策金利を据え置き予想 - 米国関連
・新規失業保険申請(9/7–13)
・フィラデルフィア連銀景況感(9月)
・景気先行指数(8月)
・対米証券投資(7月)
・10年物インフレ連動国債(TIPS)入札(190億ドル) - 要人発言
ECBのラガルド総裁、ナーゲル独連銀総裁、デギンドス副総裁などが講演予定。
🇳🇿🇦🇺 オセアニア通貨の動向
- NZドル:第2四半期GDPが前期比-0.9%(市場予想-0.3%)と大幅悪化。10月会合で0.5%利下げの思惑が強まり、NZドルは急落。
- 豪ドル:8月の雇用統計で正規雇用が4万人超減少し、市場予想を下回る結果。追加利下げ観測が意識され対ドルで軟調。ただしAUD/NZDは豪ドル優位で、ロンドン時間に1.1244の高値をつけた。
📊 総括
- FOMC後、ドルは一時的に買い戻されたものの、全体的なドル安基調は継続。
- ポンドは英中銀の政策決定待ちで神経質な展開。
- 豪ドル・NZドルは経済指標の弱さで軟調だが、通貨間の力関係では豪ドルが優位に立っている。
💱 FOMC通過でドル買い戻しも限定的、本日の焦点は英中銀の政策判断
📊 通貨ペア別・簡易レンジ表(想定レンジ)
| 通貨ペア | サポート(下値) | レジスタンス(上値) | コメント |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 146.50 | 148.80 | FOMC後もドル安基調、147円台は戻り売り圧力強め |
| EUR/USD | 1.1650 | 1.1800 | ECB据え置きでもユーロは底堅い、1.18突破は勢いづく可能性 |
| GBP/USD | 1.3450 | 1.3620 | 英CPI高止まりで下支え、ただしMPC声明次第でボラ拡大リスク |
| GBP/JPY | 198.00 | 200.50 | 英国債利回りに左右されやすく、200円超えは重いが試し買い意欲あり |
| AUD/JPY | 96.00 | 98.00 | 豪雇用統計弱めで戻り売り優勢、短期は米日要因で振れやすい |
| NZD/JPY | 85.00 | 87.00 | GDP悪化で戻り売り基調、RBNZ利下げ観測が重石 |
| CAD/JPY | 105.50 | 108.50 | CPI・BOC次第で変動大、基本は戻り売り視点 |
| GOLD(XAU/USD) | 3520 | 3620 | ドル安・金利低下で上昇基調、3550前後押し目買い意欲強い |
📝 補足コメント
- ドル円は 149円~150円ゾーンに介入警戒感 があるため、短期的に上値が抑制されやすい。
- ユーロドルは ECBと米CPIの温度差で下支えされやすく、対ドルでの相対優位を維持。
- ポンドはMPCの票割れと声明文のニュアンスに要注意。特に利下げ票が増えるかどうかが焦点。
- ゴールドはドルインデックスの弱さに連動しやすく、テクニカルでは 3520~3550ドルのサポート帯が鍵。





