🗞️ 雇用統計前に円が急反発 選挙後のポジション調整が主導
■ 東京時間:円ショートの解消が一気に進行
本日のアジア市場では、円が全面的に買い戻される展開となった。
衆院選を無難に通過したことで、これまで積み上がっていた
- 与党勝利見通し
- 積極財政路線への警戒
- 財政拡張=円安という連想
に基づく円ショートが、一斉に巻き戻された形だ。
材料というよりも、
“イベント通過後のポジション整理”が主役の動きだった。
■ 主な値動き
USD/JPY
- 153円を割り込み
- 一時152.80近辺まで下落
- 前日NY終値から1円半超の円高
- 1月29日以来の安値水準
EUR/JPY
- 183円割れ
- 182.22付近まで軟化
- こちらも約1.4円の円高
- 同じく1月29日以来の水準
短期筋の円売りポジションが解消され、
クロス円主導で円が押し上げられた。
■ 欧州序盤:反動の買い戻し
ロンドン勢参入後は、急激な円高に対する修正が入る。
- ドル円は152円後半で下げ止まり
- 153円台前半へ持ち直す場面
- ユーロ円も182円前半から小幅反発
アジア時間の一方向の動きに対する
テクニカルな調整色が濃い展開となっている。
🎯 今夜の主役:米1月雇用統計(22:30)
市場の関心は完全に米国へ移行。
市場予想
- 失業率:4.4%(前回と同水準)
- 非農業部門雇用者数:+6.5万人
(前回 +5.0万人)
雇用者数はやや持ち直し見込みだが、
ADP統計が弱めだったこともあり、警戒感は残る。
シナリオ分岐
🔵 弱い結果
- 労働市場減速を意識
- 早期利下げ観測が再燃
- ドル売り優勢
- ドル円は再び下値模索の可能性
🔴 強い結果
- 米景気の底堅さ確認
- 金利上昇 → ドル買い
- ドル円は153円台後半~154円方向を試す可能性
今夜は“数字そのもの”よりも、
予想との差がどれほど大きいかが鍵となる。
■ その他指標
- 米MBA住宅ローン申請指数
- カナダ住宅建設許可
影響度は限定的で、実質的に雇用統計一本に集中。
■ 本日のイベント
FRB・ECB関係者の発言、米10年債入札などが予定されているが、
雇用統計前では方向性を決めづらい。
🔎 現在の地合い整理
- アジア:円ショート解消で円高加速
- ロンドン:反動で小幅修正
- 市場心理:完全に雇用統計待ち
ドル円は
- 下値:152円後半
- 上値:153円台前半
で神経質に往復。
今夜の結果次第で、
再び2円規模の値幅が出る可能性もある局面。
現在はトレンド相場ではなく、
“イベント待ちの圧縮相場”と捉えるのが妥当だろう。




