順張りとは?

順張りとは、市場のトレンドに沿ってエントリーする取引方法です。例えば、上昇トレンドでは「買い」、下降トレンドでは「売り」を選択します。この方法はトレンドの流れに乗るため、初心者でも理解しやすく、トレンドが続く限り利益を伸ばしやすい特徴があります。

逆張りとの違い

逆張りは、トレンドの転換点を狙ってエントリーする手法です。つまり、上昇トレンド中に売り、下降トレンド中に買いを行います。逆張りはタイミングが難しく、間違ったタイミングでエントリーすると損失を被るリスクが高まります。

順張りのエントリー方法

  1. 押し目買い/戻り売り
    • 上昇トレンド中の一時的な下落(押し目)で買い、下降トレンド中の一時的な上昇(戻り目)で売りを行います。
  2. レンジの上限・下限でエントリー
    • レンジ相場では、上限(レジスタンスライン)に近づいたら売り、下限(サポートライン)に近づいたら買いを行います。
  3. レンジのブレイクアウトでエントリー
    • レンジ相場をブレイクアウトし、新しいトレンドが発生した際にエントリーします。ブレイクアウト直後のトレンドは強力で、大きな利益を狙えます。

順張りにおすすめのインジケーター

  1. 移動平均線 (MA)
    • トレンドの方向性を把握しやすく、押し目や戻り目の判断に役立ちます。
  2. MACD
    • トレンドの強さと方向を示すため、順張りに適しています。
  3. ボリンジャーバンド
    • 相場の過熱感を視覚的に把握でき、ブレイクアウト時のエントリーに役立ちます。
  4. RSI
    • トレンドの過熱感を示し、適切なエントリーポイントの見極めに役立ちます。

注意点と結論

順張りはトレンドに沿ってエントリーするため、初心者にとって分かりやすく取り組みやすい手法です。しかし、「ダマシ」と呼ばれる偽のシグナルに注意が必要です。エントリー前に複数のインジケーターや時間足を確認し、トレンドの発生を確信することが重要です。また、トレンドに乗り遅れないために、トレンドの初動を逃さないようにしましょう。

順張りを習得することは、FX取引の基本を固める上で非常に重要です。まずは順張りの基礎を身につけ、徐々に他の手法へとステップアップすることが推奨されます。

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