USD/JPY: 143.00–136.80の下降チャネル内での修正進行中
現在のトレンド
USD/JPYペアは141.34で取引されており、米連邦準備制度（FRB）の会合結果を待ちながら、下落トレンドで修正中です。しかし、日本からの経済統計は円のサポートにはなりませんでした。
具体的には、8月の輸出量が10.2%から5.6%に減少し、予想の10.0%を下回りました。また、輸入量は16.6%から2.3%に大幅に減少し、予想の13.4%を大きく下回りました。その結果、貿易収支の赤字は–6287億円から–6953億円に拡大しました。7月の工場受注も、月間では2.1%から–0.1%に減少し、予想の0.8%を下回りましたが、年間では–1.7%から8.7%に増加しました。金曜日には日本銀行の会合結果が発表され、金利が0.25%に据え置かれると予想されています。以前、理事の田村直樹氏は、2025年10月から2027年3月の期間に、物価安定を確保するために金利を1.00%に引き上げる必要があると述べました。
米ドルは下落トレンドで推移しており、USDXで100.50付近で取引されています。昨日発表された小売売上高データの影響で、相場はやや強含みました。8月の売上高は0.1%増加し、予想の0.2%減少を上回りました。コア指標は前年同月比で0.4%から0.1%に減少しましたが、依然としてプラス圏内です。本日20:00（GMT+2）にはFRBの会合が予定されており、アナリストの中心予測では25ベーシスポイントの利下げが見込まれていますが、シカゴ・マーカンタイル取引所（CME）のFedWatchデータによれば、50ベーシスポイントの利下げの可能性は65.0%となっています。
サポートとレジスタンス
日足チャートでは、143.00–136.80の下降チャネル内で修正が進行しています。
テクニカル指標は売りシグナルを維持しており、アリゲーター指標の短期EMAはシグナルラインの下に位置し、AOヒストグラムは売りゾーンで下降バーを形成しています。
レジスタンスレベル: 142.90, 146.90
サポートレベル: 140.50, 136.80
トレードのアドバイス
- 価格が140.50以下に下落し、そのレベルでの定着が確認された場合、136.80を目標に売りポジションを検討できます。ストップロスは142.00です。実行期間は7日以上。
- 価格が142.90を上抜けし、そのレベルでの定着が確認された場合、146.90を目標に買いポジションを検討できます。ストップロスは141.00です。
