✅【ボラティリティ一服も、不安の火種くすぶる】
― 要人発言次第で方向感が一変。神経質なトレード継続 ―
■ マーケット概況（東京午後時点）
| テーマ | 内容 |
|---|
| 🔍 ドル円は143円回復も、上値の重さは依然顕在 | 米株先物が軟調に推移 → 円売りにブレーキ／ドル買いにも慎重さ |
| 🤝 加藤財務相 × ベッセント米財務長官 会談 | 今のところ円安是正要求は確認されず。ただし「ドル高政策堅持」も建前論との見方が強く、根本的な円買い圧力の火は消えていない |
| 🧨 トランプ政権の“言動フリップフロップ”が市場の軸を定めにくくする要因 | 昨日は「関税引き下げの用意あり」でドル買い／今朝は中国商務省が「事実無根」と発表 → 市場は再び疑心暗鬼モードへ |
■ ドル円：143円キープなるか、要人発言次第でシナリオ分岐
| 水準 | テクニカル見通し | 戦略方針 |
|---|
| 🔼 143.30〜143.60 | 戻りの上限ゾーン、4時間足・1時間足の抵抗帯 | ✅ 戻り売り継続優位（明確ブレイクなら損切り） |
| 🔽 142.50〜142.20 | 本日NYカットオプション集中、下支え意識 | ✅ 短期ロングで逆張りOKも、ヘッドライン警戒で浅め利確 |
| 🎯 ブレイク水準：142.00 | 割れると4月安値圏へ。140円中盤まで視野 | ✅ ショート追加戦略候補ライン（欧米タイムの値動き次第） |
■ 本日の注目経済指標・発言イベント（日本時間）
| 内容 | 注目度 | 通貨・影響 |
|---|
| 🇩🇪 独Ifo景況感（4月） | ★★★☆☆ | EUR：景気後退色が出れば、EURUSD上値重くなる展開へ |
| 🇺🇸 米耐久財受注（3月速報） | ★★★★☆ | USD：前月比▲1.8％予想 → 予想以上に悪化すればドル売り・円買い再燃 |
| 🇺🇸 中古住宅販売件数（3月） | ★★☆☆☆ | USD：注目度は相対的に低め |
| 🇺🇸 カシュカリ、ECBレーン、他各国中銀関係者の講演多数 | ★★★★☆ | 要人発言次第でドル円が反応しやすい地合いが継続中 |
| 🇺🇸 G20財務相会合／IMF春季会合 | ★★★★☆ | 突発発言によるアルゴ反応に注意（特に為替に言及した場合） |
■ 市場心理：疑心暗鬼 vs 材料欠乏 → ヘッドライン主導相場
- 中国商務省：「中米交渉の報道は事実無根」 → 市場は再びリスクオフ気味に傾きつつあり
- トランプ政権：「ドル高継続」の建前と裏腹に、実際は“為替介入的圧力” → 円買い材料として意識され続けている
✅ トレード戦略まとめ（4月24日）
| 対象 | 方針 |
|---|
| ドル円（USD/JPY） | 🎯 143.30〜60は戻り売りゾーン／142.20以下で売り再加速 |
| ユーロドル（EUR/USD） | 📉 独IfoやECB発言で下方向リスク。1.085〜90を売り検討 |
| ゴールド（XAU/USD） | 📉 一服中だが、中期は買いスタンス。2320割れで再ロング視野 |
| 総合方針 | ⏸ 極端なトレンド追随より、短期調整／ヘッドライン反応型の逆張りorスキャ戦略が優位 |
