✅【6月5日 為替市況まとめ】ドルは不安定な戻り基調も、関税・利下げ観測が上値圧迫|今夜はISM非製造業指数に注目
📰 ファンダメンタルズまとめ
- ドル相場:方向感に欠ける展開
トランプ関税の影響による世界的な成長鈍化懸念が根強く、ドル安圧力は継続。ただし、短期的な上下動で方向は混とん。トランプ発言も市場に織り込まれつつある。 - 注目イベントは米ADP雇用統計とISM非製造業指数
ADP予想:+11.4万人(前回:+6.2万人)
ISM非製造業指数:予想52.0(前回51.6)
→ 数値次第で米雇用統計(6月7日)への期待感が変動 - JOLTS求人件数は739.1万件と予想上振れ
労働市場の強さは一定の評価も、ISM製造業指数の低迷と相殺し合う形。 - 加ドル:本日カナダ中銀(BOC)政策金利に注目
据え置き vs. 利下げで見方が分かれ、発表後はボラティリティ上昇の可能性。 - 欧州:非製造業PMIの確報値が発表へ
大きな改定がなければ市場への影響は限定的。材料出尽くし感もあり。
💹 テクニカル戦略ポイント(6月5日)
💵 ドル円(USD/JPY)
- 日銀総裁の発言で円安進行、一時144.60台を試す動き。
- 145円台が重く、戻り売り意識継続。
- 【戦略】144.80〜145.00で売り、ストップ145.50上。
💶 ユーロドル(EUR/USD)
- 指標が強弱まちまちも、ユーロは底堅さ維持。
- サポートは1.1330〜1.1350。1.1400超えで再上昇局面も。
- 【戦略】押し目買いスタンス継続。ストップ1.1280割れ。
💷 ポンド円(GBP/JPY)
- 英PMI確報値控え、方向感に欠ける展開。
- 上値は195.00円、下値は193.60円付近。
- 【戦略】ブレイクアウト狙い or 範囲内レンジで逆張り。
📌 本日の重要イベント(日本時間)
時間 | 内容 |
---|---|
21:15 | 米ADP雇用統計(5月) |
23:00 | 米ISM非製造業指数(5月) |
深夜 | 米ベージュブック、BOC声明・会見、原油在庫 |
💬 コメント
全体的にはドル安トレンド継続も、指標とイベント次第で短期反発あり。本日は米ISM非製造業指数が焦点。ドル売りバイアス継続のなかで、戻り場面を丁寧に売っていく方針が有効。