✅ 株式は調整色、為替は材料待ちで方向感乏しい 本日は米ADPが最大焦点
📉 株式市場:AI関連の利確と月次リバランスで上値が重い
11月相場は全般に不安定な値動きが続いている。
生成AI関連を中心に上昇が先行していた銘柄群では高値警戒感が強まり、
ポジション解消の売りが優勢に。
FOMC後は「12月利下げが確定ではない」との認識が広がり、
金利の若干の持ち直し → 株式の重しという構図に。
さらに11月はファンドのリバランスが入る時期でもあり、
売りと買いが交錯しやすい季節要因が相場の不安定さを助長している。
🌍 米中摩擦は一時緩和も、安心感は限定的
中国は米製品への24%関税を1年停止すると発表。
表面上は米中対立リスクが後退したが、
株式市場の調整ムードが続いているため、
市場心理がすぐに回復するには時間がかかる可能性が高い。
🕙 本日の主役:米ADP雇用者数(10月)
| 指標 | 時刻(日本) | 予想 | 前回 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ADP雇用者数 | 22:15 | +3.0万人 | -3.2万人 | 見通しに幅が大きい(-2万〜+7万人) |
結果が強い場合
→ 米金利上昇 → ドル買い・円売り再加速
→ ドル円 154円台再トライ
弱い場合
→ 景気失速懸念 → 株売り → 円買い戻しに注意
📈 続いて注目:ISM非製造業(0:00発表)
| 指標 | 予想 | 前回 | 焦点 |
|---|---|---|---|
| ISM非製造業景気指数 | 50.8 | 50.0 | “50割れ”なら景気不安再燃 |
「50以上 → 景気が拡大」
→ 改善なら ドル支援
→ 下振れなら 株売り+円買い
🏦 当局者発言スケジュール
| 時間帯 | 発言者 | 注目点 |
|---|---|---|
| 欧州時間 | ECB / BOE / SNB 各要人 | 金融政策の方向性確認 |
| 16:00 | 三村財務官 | 円安けん制発言の可能性に注意 |
💱 ロンドン時間の為替動向
米10年債利回りは 4.08% 台へ小幅上昇 → ドル買いバイアス
| 通貨ペア | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 153.75 | 米金利に連動し反発気味 |
| EUR/USD | 1.1479 | ユーロは軟調 |
| GBP/USD | 1.313台 | 英財政の不透明感で上値抑制 |
✅ 総括:方向感はADPの結果待ち、ドル円154円が分岐点
- 株式市場が不安定 → リスク選好は一服
- ただし 日米金利差の構造は円売りを維持
- ドル円は 153.30〜154.00 の範囲で神経質な推移が継続しやすい
🎯 トレード戦略のヒント
| 観点 | 戦略指針 |
|---|---|
| イベント前 | ポジション増加は避ける、サイズ小さめ |
| 初動 | ADP直後の値動きはだましになりやすい |
| 本命 | 明日の ISM → 今週末の 米雇用統計(NFP) |





