【市場は様子見モード】テーマ不足で方向感模索、次に動くきっかけは?
✅ 現在のマーケット状況
💴 ドル円
- 参院選後の円高は一巡し、146円割れは回避。
- 現在は147円後半で推移、買い戻し優勢。
- 先週末148円後半から147円前半のレンジを抜け出せず、当面はレンジ相場を想定。
💶 ユーロドル
- 7月はドル買い基調で押し下げられたが、直近は下げ止まり感。
- 1.1550~1.1720のレンジで膠着状態。
クロス円
- ユーロ円は6月以降の上昇トレンドを維持。
- 173円で上値を抑えられ、171円台後半へ小幅調整。
- 依然として高止まり圏内。
✅ マーケットを動かす可能性のある要因
- 米金融政策の見通し
- 指標発表は少なく、金利動向は静観ムード。
- ただし、トランプ大統領がパウエル議長に辞任圧力をかけており、FOMC人事リスクは無視できない。
- FOMCブラックアウト期間中で、政策コメントは出にくいが、議長交代観測が浮上すればドル売り要因。
- 日本の政局不安
- 石破首相は続投を表明し、いったん安心感は広がったものの、野党勝利で減税圧力が高まるリスク。
- 自公体制崩壊シナリオが浮上すれば、再び円売り加速の可能性。
- 地政学的リスク
- イラン核合意をめぐる不確定要素。
- 日米通商交渉も、政治情勢次第で流れが変わる可能性。
- 英中銀(BOE)利下げ観測
- 本日18:15(日本時間)、ベイリー総裁の議会証言に注目。
- 英雇用指標は弱め、もし大幅利下げに前向きな発言があれば、ポンド売り圧力が一気に高まる。
✅ 本日の注目イベント
- 経済指標
- 台湾失業率(6月)
- ハンガリー中銀政策金利
- 米リッチモンド連銀製造業指数(7月)
※いずれもインパクトは限定的。
- 発言
- ベイリー総裁(英議会証言)→ ポンド材料として最重要。
- パウエル議長・ボウマン副議長(資本要件会議)→ 金融政策コメントは回避見込み。
✅ 戦略的な見方とまとめ
今週は、決定打となるテーマ不足で、相場は方向感を欠いています。
ただし、突発的ニュースには要注意。
注目ポイント:
- FRB人事問題(トランプ vs パウエル)
- ベイリー総裁発言 → BOE政策への影響
- 米企業決算 → 株価動向が為替に波及





