今週は円高とドル安の動きが強まっていましたが、今日は反転する動きとなり、週末に向けた調整局面に入っています。ドル円は昨日の東京市場での155円台前半から、現在では157円台後半へと反発しています。
調整の要因
- トランプ氏の共和党大統領候補指名演説: 経済関連の話題が少なかったため、市場は調整に動きました。
- 河野デジタル相の発言釈明: 日銀の利上げ要求と受け取られた発言に対し、鈴木財務相の批判を受けて釈明したことで、日銀の利上げ観測が冷まされました。
市場のメインテーマ
市場の主な焦点は、9月のFOMCで利下げが開始されるかどうかです。今週末から米金融当局者が発言を控える「ブラックアウト期間」に入るため、今日のウィリアムズNY連銀総裁とボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が注目されます。
今日の経済指標
- ユーロ圏経常収支（5月）
- カナダ小売売上高（5月）
- カナダ鉱工業製品価格（6月）
これらの指標はドル相場全般への影響は低く、カナダドルなどの局地戦となりそうです。
トレード戦略
本日は再度米ドル買いに傾いており、日本円も鈴木財務相の批判で方向性が分かりにくい状況です。狙い目としては、米ドル売りに再度傾いた際には、大きく下落しているゴールドに買いを入れることを検討しています。