今週は調整含みの相場展開、米ドル買いの巻き戻しも意識
週明けの相場は、先週末の米雇用統計を経て調整含みの展開が続いています。米経済のソフトランディング期待に大きな変化はないものの、米債利回りの上昇が株式市場には影響を与え、調整が入りやすい状況です。特に香港ハンセン指数には調整売りが入っており、政策期待が一服したようです。上海総合指数が大引けでどう反応するかも注視が必要です。
また、中東情勢も緊張が続いており、地政学リスクへの市場の関心が再び高まっています。今週後半には、米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)など重要な経済指標の発表が控えているため、調整が入りやすい状況といえます。
トレード戦略
米ドル買いが溜まっていることを考慮し、10日の米CPI発表前に米ドル買いの巻き戻しが発生する可能性が高いと想定しています。このため、10日までの調整局面ではドル売りを狙ってトレードを進める方針です。