経済指標と市場イベント
本日は比較的イベントが少ない一日です。経済指標としては、日本時間午後11時に発表される米中古住宅販売件数（6月）が注目されます。市場予想は399万件と前回の411万件からの減少が見込まれており、比率では前月比－0.3％の予想です。これはドル安に作用しやすい材料となりそうです。
その他の経済指標発表予定としては、トルコ中銀政策金利（50％で据え置き予想）、ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値（7月、予想は－13.5と前回の－14.0からやや改善）が挙げられます。
米主要企業の決算発表
米株式市場では主要企業の決算発表が続いています。コカコーラ、アルファベット、テスラ、スポティファイ、VISA、テキサスインスツルメンツなど注目企業の発表が相次ぎます。昨日は半導体関連株が反発しましたが、最近は調整色が強まっており、関連企業の決算発表に市場は神経質に反応するでしょう。
日本市場の動向
今日の東京市場では、茂木・自民幹事長の発言が円高材料として取り上げられました。「過度な円安は日本経済にとってマイナスであることは明らかで、物価上昇が長期化する恐れがある」「段階的な利上げの検討も含め金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」との発言が報じられました。
市場の状況と見通し
今月は米消費者物価指数の伸び鈍化とともに政府・日銀の介入がドル円の下げを加速させました。その後はドル円とともにクロス円も上値が切り下がる展開となっています。市場では夏枯れ相場前のポジション調整との見方もあります。直近の円高相場が継続性を維持できるかどうかを確認する一日となりそうです。
トレード方針
本日は日本円以外には大きな動きが見られません。クロス円の通貨ペアを中心にトレードを行うことで、トレンドが分かりやすいため、これを狙っていく予定です。
