円高進行、日本発の材料で市場が動く – ISM非製造業指数後の動きに注目
■ 今日の市場動向
📌 久々に日本発の材料で円高進行
- 毎月勤労統計の現金給与総額が前年比+4.8%と予想外の伸び → 賃金上昇の加速が確認。
- 赤沢再生相の「足元はインフレ状態」発言 → 日銀の追加利上げ期待が高まり円買いが強まる。
- ドル円は154円台半ばから一時153円手前まで下落、クロス円も円高方向にシフト。
📌 米国市場の焦点はISM非製造業景況指数(24:00発表)
- 昨日の JOLTS求人件数の減少 で 利下げ観測がやや強まった。
- 本日の ADP民間雇用者数(予想15万人増)とISM非製造業景況指数(予想52.0) が市場の流れを決定づける。
- 予想以上の結果なら ドル高・円安方向へ反発、弱ければ ドル売り・円買い継続 の可能性。
📌 市場の関心はトランプ政権と米中関税問題
- マーケットは関税リスクへの耐性がついてきた ため、反応は限定的。
- しかし、米中会談のタイミング次第では再び大きな波乱がある可能性 → トランプの発言には引き続き警戒。
■ トレード戦略
✅ 逆張りを意識しつつ、ISM指数後の動きに柔軟に対応
- 米中関税問題の影響は限定的 → 急な売りが出ても、値戻しを狙う逆張り戦略が有効。
- ISM指数の結果次第で、ドル円は152円割れ or 154円台後半のどちらかの展開。
✅ 円高局面では押し目買い、ISM後の流れを確認
通貨ペア | 方向性 | エントリーポイント(目安) | ターゲット |
---|---|---|---|
ドル円(USD/JPY) | 買い | 152.80-153.20 | 154.50-155.00 |
ユーロ円(EUR/JPY) | 買い | 164.50-165.00 | 166.50-167.00 |
豪ドル円(AUD/JPY) | 買い | 97.50-98.00 | 99.50-100.00 |
ポンド円(GBP/JPY) | 買い | 192.00-192.50 | 194.00-195.00 |
✅ 米株・ゴールド・ビットコインは買い目線を維持
- 米株(S&P500、NASDAQ) → 関税リスクは後退、押し目買いを狙う。
- ゴールド(XAU/USD) → 安全資産の流れは続いており、2900ドル超えを目指す可能性。
- ビットコイン(BTC/USD) → 10万ドル超えへの期待が高まる中、調整局面での押し目買いが有効。
■ 今後の注目イベント
📌 2月7日(水)
- BOE(英中銀)政策金利発表(ポンドの動きに影響) 📌 2月8日(木)
- 米1月雇用統計(雇用市場の強さが確認される重要指標)
■ まとめ
✅ 円高進行の流れは一時的か → ISM指数の結果次第で再びドル買い戻しの可能性。
✅ 関税リスクは限定的なため、急落時は逆張りでの押し目買いを狙う。
✅ トランプ発言や米中会談の影響には引き続き注意が必要。
✅ 米雇用統計が今週最大のイベント、週末に向けてドルの方向感が決まる可能性大。
本日は 24:00のISM非製造業指数後の動きを見極め、短期トレードに柔軟に対応 していく🔥💹