円高進行、日銀の追加利上げ観測が高まる – 米雇用関連指標とトランプ発言に警戒
■ 今日の市場動向
📌 日銀のタカ派姿勢強まり、円高が急進
- 毎月勤労統計で現金給与総額が前年比+4.8%と予想以上の伸び。
- 赤沢再生相が「インフレ状態」との認識を示し、植田総裁と意見が一致。
- 田村日銀審議委員が年内1%の利上げ可能性を示唆 → 追加利上げ観測が高まり円買いが加速。
- ドル円は週初の156円手前から151.80円まで急落、クロス円も大きく下落。
📌 米中貿易戦争の影響とトランプの対日発言に警戒
- 米国とカナダ・メキシコは関税合意の猶予期間を設定 → 市場は落ち着きつつある。
- しかし、中国への追加関税が発動し、報復関税の応酬が続く可能性。
- トランプが日本に対して関税強化の可能性を示唆する発言があれば、円買いがさらに加速するリスク。
📌 海外勢が円買いを継続するかが焦点
- ドル円の200日線(152.80円)がレジスタンスとして機能するかどうか注目。
- 海外市場では、さらなる円買いが入る可能性も。
📌 英中銀(BOE)の金融政策発表、米雇用関連指標に注目
- BOEの利下げが市場に織り込まれており、据え置き派が増えるかがポイント。
- ポンドの動きがユーロ・ポンド相場全体に影響を与える可能性。
- 米経済指標(新規失業保険申請件数、非農業部門労働生産性など)が米雇用統計の先行指標として注目される。
■ トレード戦略
✅ 円買い継続の可能性 – EUR/JPYの売りを狙う
- トランプが日本に対して何かコメントすれば円高がさらに進むリスク。
- ユーロはECBのハト派スタンスが重し → ユーロ売り+円買いでEUR/JPYの売りが有効。
- 152.50円前後の戻しがあれば積極的に売りを検討。
✅ BOEの政策発表次第でポンドも大きく動く
- MPCの投票が「8対1」なら市場予想通り → ポンドは方向感に欠ける。
- もし「7対2」や「6対3」となれば利下げ期待が後退し、ポンド買いにつながる可能性。
- GBP/USDは1.2650-1.2700付近が売りポイント。
✅ 米経済指標後のドルの動きに注意
- 新規失業保険申請件数が予想より強ければ、ドル買い戻しの動き。
- ISM非製造業景況指数(24:00)が市場予想を上回れば、ドルが反発する可能性。
- ただし、円買いが強いため、ドル円の上昇は限定的か。
✅ 円高・ユーロ安を前提に、以下のトレード戦略を想定
通貨ペア | 方向性 | エントリーポイント(目安) | ターゲット |
---|---|---|---|
ユーロ円(EUR/JPY) | 売り | 152.50-153.00 | 150.00-149.50 |
ポンド円(GBP/JPY) | 売り | 191.50-192.00 | 189.00-188.50 |
ドル円(USD/JPY) | 売り | 152.80-153.50 | 150.50-150.00 |
■ 今後の注目イベント
📌 2月8日(木)
- BOE(英中銀)政策金利発表(ポンドの値動きに影響)
📌 2月9日(金) - 米1月雇用統計(米金融政策の方向性を決める重要指標)
■ まとめ
✅ 円買い継続の流れ、特にEUR/JPYの売りが有効。
✅ BOE政策発表次第でポンドが大きく動くため、ポンド円も注目。
✅ トランプの発言次第では円高がさらに加速するリスク。
✅ 米雇用統計が控えており、それまでの指標でドルの方向性が決まる可能性大。
本日は BOE政策発表&ISM指数後の動きを見極め、短期トレードに柔軟に対応 していく🔥💹