米FOMC発表を控えた調整局面、米小売売上高に注目
いよいよ明日、米FOMC会合の結果が発表されます。4年ぶりの利下げが期待されており、市場の焦点はその利下げ幅が50bpか25bpかに集まっています。CMEフェドウォッチでは、50bpが67%、25bpが33%となっており、50bp優勢の見通しです。しかし、市場全体では依然として不安定な動きが見られています。
本日は、米8月小売売上高の発表が日本時間午後9時30分に控えています。市場予想は前月比-0.2%、自動車除く前月比は+0.2%と、鈍化が予想されています。小売売上高の結果は、ドル相場に敏感な反応を引き起こす可能性がありますが、FOMCの利下げ幅決定に大きな影響を与えるとは考えにくいです。
市場の展望:
- 50bpの利下げ観測が強まるなかで、ドル売り圧力が続いていますが、FOMC発表を前に調整が入りやすい局面です。
- 米小売売上高の結果が予想を大きく外れる場合、市場の揺れ戻しが起こる可能性があるため、注意が必要です。
注目の経済指標:
- 米小売売上高(8月):前月比-0.2%予想
- 米鉱工業生産(8月):前月比+0.2%予想
- ドイツZEW景況感指数(9月)、カナダCPI(8月)など
戦略: 現在、50bpの織り込みが進み、USD売りが強まっていますが、FOMC発表前に一時的な調整が入る可能性を見込んで、短期的にGOLD(XAUUSD)の売りを入れています。