週間合計:+32,077 USD トレンド転換か?ドル円142円を割れば世界が変わる|今週の戦略&注目指標
ドル/円(USD/JPY)
方向性:為替協議・インフレ指標を受けて、方向感を模索する展開に。
📌 注目材料:
- 日米財務相会談(加藤×ベッセント) → 円安是正圧力が具体化するリスクに注視。
- 米地区連銀経済報告(ベージュブック)/FOMCメンバー発言 → インフレ圧力の継続/利下げ観測とのギャップに要注意。
- 東京都区部CPI(4月25日) → 日銀の追加利上げ観測が強まれば円買い再燃の可能性。
📈 戦略視点:
- 政策発言に伴う乱高下の地合い。142.00〜144.50の広めのレンジを意識。
- 財務相会談のヘッドラインに対しては、アルゴ主導のブレに逆張りしない方針で対応。
ユーロ/ドル(EUR/USD)
方向性:ユーロ圏の景況感悪化懸念で上値は重く、戻り売り優勢。
📌 注目材料:
- 欧州PMI速報値(製造業・サービス業) → 弱ければ1.12割れ視野、ECBスタンス確認材料にも。
- トランプ関税問題と通商協議の進展有無
- ECBからの明確なガイダンスが出るかどうか(不透明)
📉 戦略視点:
- PMIが下振れた場合、1.1160〜1.1180ブレイクで加速。
- ラガルド発言に警戒しつつも、下値模索は継続シナリオ。
ポンド/円(GBP/JPY)
方向性:英経済指標+政府の政策対応でボラ高まる可能性。
📌 注目材料:
- 英PMI速報値/3月小売売上高 → サプライズがあれば100pips規模の動きに注意。
- 政権の対米交渉姿勢/BOE利下げ観測の強弱 → 利下げが後ずれすれば、再びポンド買いが強まる構図。
📈 戦略視点:
- 季節性も含めて買い支えが強い地合い。ただし上値は1.3350〜の壁に注意。
- データ主導のブレイクには逆らわず、ポジションは柔軟対応が必須。
カナダドル/円(CAD/JPY)
方向性:政策不確実性・米関税の影響で神経質な展開。
📌 注目材料:
- BOCの利下げ観測と米関税報復リスク
- カナダ国内材料は乏しく、外部要因に振られやすい
📉 戦略視点:
- 材料難の中、104.50〜106.50のボックス相場継続が基本線。
- 米加関係悪化が再浮上すれば、104.00割れの売り仕掛け警戒。
豪ドル/円(AUD/JPY)
方向性:リスク回避基調+選挙報道が鍵。
📌 注目材料:
- 中国の非関税報復への反応
- 5月3日豪総選挙に向けた選挙報道
- 豪国内の経済指標は少ないが、米中ヘッドラインに反応大
📉 戦略視点:
- 地政学リスクや選挙不透明感で上値は限定的。90.00〜91.80を上限下限として意識。
- 政治報道の急変に即応する柔軟な損切り戦略が必要。
📆 注目経済イベントカレンダー(日本時間)
日付 | イベント | 注目通貨 |
---|---|---|
4/23(水) | 米地区連銀ベージュブック/南ア3月CPI | USD・ZAR |
4/24(木) | 南ア3月PPI | ZAR |
4/25(金) | 東京都区部CPI(4月) | JPY |
随時 | 日米財務相会談、FOMC発言、豪選挙報道、南ア政局報道 | 全通貨ペアに影響あり |
✅ 今週の戦略総括
通貨 | 戦略キーワード |
---|---|
USD/JPY | 財務相会談リスク → ヘッドラインに逆らわず。CPIで円買い再燃も。 |
EUR/USD | PMI次第で1.12割れの流れも。ECBトーン注視。 |
GBP/JPY | 経済指標と政府対応に左右。季節性で押し目買い意欲も強い。 |
CAD/JPY | BOCと関税に挟まれ神経質。基本はレンジトレード。 |
AUD/JPY | 豪選挙と米中報道が方向決定。急変動リスクに注意。 |
ZAR/JPY | 政局・インフレともに重し。戻り売り主体で攻める構え。 |