📅 2025年6月3日(火)|マーケット見通し
🌐 市場概況
- 米関税リスクが再燃:トランプ大統領が「鉄鋼・アルミへの関税を50%へ引き上げる」と発表。発効は6月5日予定。EU側は報復措置も示唆しており、リスクオフの流れが強まっている。
- 米中対立も緊張感:米国防長官が台湾問題に言及し、中国は強く反発。市場は地政学的リスクを意識。
- FRBメンバー発言:ウォラー理事が「関税によるインフレは一時的」と発言したことが、利下げ観測につながりドル売り圧力。
💹 為替動向(東京時間〜欧州時間)
- USD/JPY:144円前半から→143円前半へとじり安。戻りがあれば売り戦略で。
- EUR/USD:1.13前半 → 後半へと上昇。ドル軟調が背景。
- EUR/JPY:163円台半ば → 163円割れ試す動き。円高優勢。
🧭 本日の注目イベント
🕐 経済指標
- 16:00〜22:30 各国PMI確報値(5月)
→速報値からの修正に注目(仏・独・ユーロ圏・英国・米国) - 23:00 米ISM製造業景気指数(5月)
→前回48.7 → 今回予想49.5(※50超えでポジティブ反応も)
🗣 発言イベント
- パウエルFRB議長:IF創立75周年記念会議で挨拶
- ローガン(ダラス)/グールズビー(シカゴ)各連銀総裁の講演
- 英国側:グリーン/マン両英中銀委員の討論会参加
🧭 トレード方針(6月3日)
- USD/JPYはリスクオフ継続を前提に戻り売り狙い。
- ISMが50を超えるかどうかが、NY時間の分岐点。
- 通貨選別が鍵。ユーロは相対的に底堅いが、PMI改定値次第で揺れる可能性あり。