📉 トランプ関税発言でリスク回避加速、円高基調が継続

今週の市場はトランプ大統領の関税発表を受けて、大きく揺れ動いている。日本時間午前5時の会見でカナダ・メキシコに25%、中国には20%の追加関税を課すと明言。さらに、日本や中国が通貨安政策をとっていると批判し、日本にも関税を課す可能性を示唆した。

米株式市場は急落、日本株も大幅安。ただ、フラッシュクラッシュのような連鎖的な暴落は見られず、一定の買い戻しの動きも観測されている。特に上海・香港市場では、翌日からの全国人民代表大会(全人代)への期待から買い戻しが入り、株価は下げ渋る展開となった。

ドル円に関しては、トランプ大統領が円安を批判したことで再び下値を模索する展開となりそうだ。日本の長期金利、インフレ指標、賃金動向がすでに日銀の追加利上げを後押しする環境となっていることも円高要因として意識される。今後、植田日銀総裁や財務省関係者の発言に対する市場の反応が大きくなる可能性もあるため注意が必要だ。


🔍 本日の市場注目ポイント

発表予定の経済指標は比較的小粒なものが多いが、今後の米雇用関連データがカギを握る。

市場の注目は明日以降の主要米指標に向かっており、**ADP雇用統計(明日)、ISM非製造業景気指数(明日)、新規失業保険申請件数(木曜)、雇用統計(金曜)**と続く。特に米雇用統計は、FRBの金融政策の方向性を決める重要なイベントであり、ドルの値動きを左右する可能性が高い。

📢 今後の注目イベント


💡 トレード戦略

市場はトランプ発言で振り回されており、方向感がつかみにくい状況が続く。

昨日の暗号通貨に関するトランプ発言はビットコイン市場に大きな影響を与えると見られたが、予想とは逆に価格が大きく下落。短期的なボラティリティが高まり、トレードの難易度が上昇している。

一方、円高の流れは継続しており、今後も円買いのチャンスを狙っていく方針。
特にドル円の150円割れ後の動向には引き続き注目し、売り目線を維持。また、今後の米雇用統計の結果次第では、ドルの方向性がさらに明確になる可能性がある。

今夜の市場は大きな材料が少ないため、明日以降の米経済指標やトランプ大統領の演説を待ちながら、慎重にエントリーポイントを見極める戦略をとっていく。

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