📉 米FOMC&英MPC控え、市場は様子見ムード継続
本日は東京市場が引き続き休場中ながら、中国や香港、そしてロンドン市場が再開。市場の流動性は徐々に戻りつつありますが、今夜から明日にかけての米FOMC(日本時間8日未明)、そして**英中銀MPC(9日)**といった重要イベントを控え、積極的な売買は控えられそうな地合いです。
🌐 市場の焦点は「米関税・貿易協議の進展」
- 日本時間7日0:45から行われるトランプ大統領とカーニー加首相の会談にも注目が集まっています。
- 米国の通商交渉の動向次第では、為替・株式市場ともに神経質な値動きとなる可能性が高まっています。
💱 アジア時間の値動き(方向感は限定的)
通貨ペア | 価格レンジ |
---|---|
USD/JPY | 143.56 → 144.28 |
EUR/USD | 1.1280 → 1.1328 |
EUR/JPY | 162.38 → 162.88 |
ユーロ円は堅調に推移しており、対ポンドでのユーロ買いも観測されています。ただし全体としては値幅が狭く、方向感に乏しい展開です。
📊 本日の注目指標(日本時間)
- 🇫🇷 フランス鉱工業生産(3月)
- 🌍 各国非製造業PMI(4月・確報)
→ フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国 - 🇪🇺 ユーロ圏PPI(3月)
- 🇺🇸 米貿易収支(3月)
→ 市場予想:-1372億ドル(前回:-1227億ドル) - 🇨🇦 カナダ貿易収支・Ivey PMI(4月)
📌 サービス業PMIの地域差が意識されれば、一時的な値動きが生じる可能性があります。とくに米貿易赤字の拡大が確認されれば、ドル売り圧力が再燃する可能性にも要警戒です。
🗣 発言・イベント関連
- 欧州時間:パネッタ伊中銀総裁 講演
- 🇩🇪 ドイツ首相指名選挙
- 🇺🇸 NY時間:米10年債入札(420億ドル)
- 🇺🇸 企業決算:AMD、ウィン・リゾーツ、マリオット、エレクトロニック・アーツ など
✅ 現在の戦略スタンス
依然として市場はイベント待ちの膠着感が強く、流れは限定的。
方向感は出づらいものの、米関税・指標動向を背景とした「米ドル売りバイアス」は継続。
📌 ポジション調整を優先しつつ、FOMC・MPC通過後のブレイクを狙う展開が無難な選択となりそうです。
🎯 短期トレード戦略MAP(5月7日週)
💱 ドル円(USD/JPY)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | 小幅レンジ | 指標前の戻り売り&突発イベントに逆張り注意 |
1時間足 | やや下向き | 144.50付近は戻り売り圧力、FOMC通過後の流れ注視 |
日足 | レンジ(円安バイアス) | 日銀据え置き・円安トレンドに支えられ底堅いが、米金利次第で巻き戻しも |
🔍 注目ポイント:FOMCでの金利見通し次第。年内利下げ回数の織り込みが進めば、ドル円は一段安の可能性あり。
💶 ユーロドル(EUR/USD)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | 上昇気味 | 押し目買い戦略が有効(1.1270〜1.1300がサポート) |
1時間足 | 上昇基調 | 1.1350超えでトレンド転換視される可能性あり |
日足 | 下値切り上げ | 通商交渉とPPI・HICP次第で堅調継続も視野に |
🔍 注目ポイント:ユーロ圏PPIとサービス業PMIの改善があれば、対ドルでの買い圧力強まりやすい。
🪙 ゴールド(XAU/USD)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | ボラティリティ高 | レンジ上限での短期売り・下限での買い |
1時間足 | 持ち合い | 3320〜3370ドルでの方向感模索 |
日足 | 弱含み | 米指標・金利観測の振れ次第で急変動あり |
🔍 注目ポイント:PCE/雇用統計の影響で上下にブレやすく、ポジションサイズは控えめ推奨。
💷 ポンド円(GBP/JPY)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | レンジ | BOE前後の突発値動きに注意しながら小幅狙い |
1時間足 | やや上向き | 材料出尽くしによる買戻しが入る可能性あり |
日足 | 上昇バイアス維持 | 192円後半〜193円台を中心とした値固め展開へ |
🔍 注目ポイント:BOE利下げ織り込み済みで、サプライズが無ければ反発の可能性も。
🇨🇦 カナダドル円(CAD/JPY)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | 調整中 | 雇用統計待ち、突発要因に対して逆張りしない |
1時間足 | 弱含み | 106円台は戻り売りポイント |
日足 | 下値模索 | 105円割れで売り加速も視野に入る展開 |
🔍 注目ポイント:雇用統計悪化→BOC大幅利下げ観測が高まれば一段安の可能性あり。
🇦🇺 豪ドル円(AUD/JPY)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | 弱含み | CPIや総選挙報道に一喜一憂しやすい構造 |
1時間足 | もみ合い | 米中関連報道がカギ、突発要因次第でスイングチャンス |
日足 | 中立~軟調 | 米中関係とCPI次第で上抜け・下抜けどちらも可能性あり |
🔍 注目ポイント:総選挙と中国関連報道がリスク資産全般に波及しやすいタイミング。
🇿🇦 南アランド円(ZAR/JPY)
時間軸 | 傾向 | 戦略 |
---|---|---|
5分〜15分足 | 小幅上昇 | 税収・財政再建報道が材料視されやすい |
1時間足 | 下値堅め | 7.60割れを維持できれば買い優位 |
日足 | 横ばい | 政策発表待ち、突発的に噴き上げもある週 |
🔍 注目ポイント:財政再建計画の信頼性が投資家の焦点。政治リスクとのバランス判断が求められる。