📉 5月7日 市場概況と戦略メモ
🔸 米中協議報道で円安進行も、FOMC控え一方向に動きづらい展開
本日は円安が進む場面も見られたが、上値追いには慎重なムードが漂う。背景には、米中間の通商協議が再開されるとの報道があり、市場には一時的な安心感が広がった。しかし、8日未明に控える米FOMCを前にポジションを一方向に傾けにくく、レンジ内での神経質な値動きが続いている。

また、インドとパキスタンの軍事衝突報道など、地政学リスクも散発的に報じられており、市場は「一喜一憂型」の反応を見せやすい。特にドル円では144円台で伸び悩む場面も見られた。

🔸 ドイツ首相選出と欧州政局
昨日、ドイツ下院で行われた首相指名投票は1回目で決まらず、戦後初の異例な展開となった。2回目の投票でメルツ氏が過半数を獲得したが、新政権には速やかな財政出動などの景気対策への期待が高まりそうだ。

加えて、コンクラーベ(ローマ教皇選出会議)にまでトランプ氏の意向が影を落としているとの報道が一部で出ており、米国の政界影響力を巡る報道が宗教界にまで波及する異常な構図も浮き彫りとなっている。

📊 今夜の経済指標・イベント(日本時間)
🇫🇷 フランス貿易収支・経常収支(3月)

🇪🇺 ユーロ圏小売売上高(3月)

🇺🇸 MBA住宅ローン申請件数(4/26〜5/2)

🇺🇸 FOMC政策金利発表(5/8 午前3:00)

🇺🇸 パウエルFRB議長会見(午前3:30頃)

市場の注目はFOMCに集まっており、据え置き自体は織り込み済み。焦点は、今後の利下げ見通しの示唆があるかどうかに移っている。

🧭 現状のトレード方針(戦略メモ)
✅ ドル売り目線は維持(米経済の減速懸念と政策不透明感を背景に)

⚠️ FOMCイベント通過まで新規ポジションは抑制的に

⏱ 短期トレード主体で方向性確定までレンジ狙い

👀 米中通商協議の続報と地政学リスクにも警戒継続

📌 短期トレードMAP(2025年5月7日)

💴 ドル円(USD/JPY)

時間軸テクニカル傾向戦略コメント
5分足〜15分足上昇基調(短期円安)日銀ハト派スタンス継続で円売りが優勢。144円台前半では上値が重く、戻り売りも検討。
1時間足もみ合い(レンジ)143.50〜144.50円のレンジを想定。FOMC前で方向感に乏しい。
日足軟調〜中立下値は日銀後のサポートに支えられる一方、米金利動向で上値も限定的。

🔸 戦略
短期的には戻り売り狙い。FOMC後にブレイクがあれば、トレンド方向へ素早く順張り。


💶 ユーロドル(EUR/USD)

時間軸テクニカル傾向戦略コメント
5分足〜15分足上昇基調サービス業PMIが予想を上回ればユーロ買いが加速の可能性。
1時間足中立1.1300〜1.1350のボックス相場。1.1350を超えると買い圧力が増す。
日足軟調継続長期的には米経済と比較して弱含み。下値余地も意識。

🔸 戦略
1.1350超えで追随買い、もしくは上昇失速からの逆張りショートも視野に。


🪙 ゴールド(XAU/USD)

時間軸テクニカル傾向戦略コメント
5分足〜15分足上昇基調米金利低下とリスク警戒で買い戻し。短期的には押し目狙い有効。
1時間足上昇トレンド3270〜3300ドルのレンジ上限トライ。上抜ければ一段高。
日足レンジ〜強含み長期的には3400ドルがターゲットとなる可能性も。

🔸 戦略
3300ドルブレイク狙いの押し目買い。FOMC後に米利下げ観測が強まれば、金は上昇加速。

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