📰 材料探しの1日、本日は「米CPI」に注目集まる
🧭 米中協議は「無難に通過」も、進展には疑問符
2日間にわたって行われた米中貿易協議は、「スイス・ジュネーブ合意の実施枠組みに原則合意」という形で終了。
ただし、ラトニック米商務長官は「レアアース問題の解決が先」と中国側の譲歩を求める姿勢を明確にしており、実質的な進展は見られていません。
👉 市場は協議の内容に過剰反応せず、冷静な地合い。
“進展しないのが通常運転”との認識が浸透してきたようです。
🔍 本日の最大注目:21:30 米消費者物価指数(CPI)
CPIは、FRBの金融政策スタンスを左右する重要指標。
今回もインフレの“粘着性”が示される予想となっており、市場のボラティリティを高める可能性があります。
📈【市場予想】(前年比・前月比)
- 総合CPI(前年比):+2.4%(前回 +2.3%)
- コアCPI(前年比):+2.9%(前回 +2.8%)
- 総合CPI(前月比):+0.2%(前回 +0.2%)
- コアCPI(前月比):+0.3%(前回 +0.2%)
📌 インフレ加速ならドル買い・リスクオフへ、鈍化なら緩和観測が強まりリスクオンへ動く可能性。
📊 本日の経済指標・イベント
- 🇪🇺 ECB賃金トラッカー(Q1)
- 🇺🇸 MBA住宅ローン申請指数(5/31〜6/6)
- 🇲🇽 メキシコ鉱工業生産(4月)
- 🇨🇦 カナダ建設許可件数(4月)
🗣 要人発言・発表予定
- ECB高官(レーン、マクルーフ、チポローネ)による講演・議会出席
- 英政府:支出見直し案の公表
- 🇺🇸 米10年債 390億ドルの入札
💬 トレード戦略
米中協議、「リスクイベントは無難通過」という評価。
本日は何より「21:30のCPI」次第で全てが動く展開が予想されるため、焦らず発表後の値動きを見極めてからエントリー判断していきます。
📌 まとめ:
- 米中協議は想定内の結果 → 材料出尽くし感
- 市場の注目は「CPI一本」 → 値動きに要注意
- 現在は様子見ムード強め → 大きな方向性はCPI後に決定か