✅ 週間成績サマリー(2025年5月26日〜31日)
📉 週間合計:-10,691 USD
全体としてはやや苦しい着地。6月相場では金市場の扱いを慎重に。
トランプ大統領による「中国は完全に合意破り」との発言で、市場は再びリスクオフへ傾斜。
📊 為替展望(2025年6月2日週)|通貨別まとめ
💵 ドル/円(USD/JPY)
- 米関税を巡る司法判断(差し止め命令)と控訴の不透明感が交錯。
- 日銀の利上げ観測が再燃。コアCPI系指標の上昇が後押し。
- ISM・JOLTS・ADP・雇用統計など、米経済指標が集中する重要週。
▶ 見通し:戻り売り優勢。145円台前後での攻防に注目。
💶 ユーロ/ドル(EUR/USD)
- 米指標と関税情勢の影響大。ユーロ自体への買いは限定的。
- ユーロ圏ではHICP速報値・PMI改定など重要指標が控える。
- ECB利下げ観測が燻るなか、短期筋の売買中心。
▶ 見通し:方向感乏しく、1.13ドル台中心のレンジ継続か。
💷 ポンド/円(GBP/JPY)
- 英米FTAに対する期待と不透明感が交錯。関税発効タイミングが焦点。
- 英PMI改定値の影響は限定的。
▶ 見通し:報道や要人発言次第で一時的に上値も、195円台は重い展開。
🇨🇦 カナダドル/円(CAD/JPY)
- 米関税の差し止め判断が支援材料も、控訴や新政策の動きが懸念材料。
- 注目は6月4日のBOC会合と6日の雇用統計。
▶ 見通し:政策据え置きなら堅調維持、利下げなら一時下振れに注意。
🇦🇺 豪ドル/円(AUD/JPY)
- 国内材料としてGDP・RBA議事要旨・貿易収支が控える。
- とはいえ主役は依然として「米中関係」と「グローバルリスクの波」。
▶ 見通し:上値は重く、外部環境次第で方向感なく推移。
📝 総括
- ドル円は「米関税情勢」「日銀スタンス」「米経済指標」の3重苦に翻弄。
- クロス円全体も方向感に乏しく、短期ポジションは慎重に。
- 6月初旬は「米中交渉の再開タイミング」に要注目。発言一つで地合いが転換。
📘【あとがき|トレーダーも“旬”を読む時代】
トレードも食も、“旬”を見極める目が問われる時代です。
野菜や果物は、旬の時期にこそ栄養価も高く、味も抜群。
実はこれ、相場にもそっくりなことが言えます。
たとえば、いまのような米中関係の不安定さやトランプ発言ひとつで揺れる為替市場では、
「どの通貨がいま“旬”なのか」をしっかりと見極めなければ、ポジションが熟す前に損切り、なんてことにもなりかねません。
夏場はスイカや桃のような甘みと水分たっぷりの果物が体を整えてくれるように、
市場でも“クールダウン”できる通貨や商品に目を向けるのも一つの戦略です。
特に今週はカナダドルや豪ドルのように、一見地味だけど栄養満点(=リスク限定+リターン堅実)な通貨が光っていました。
逆にGOLDや円は、強い日差し=地政学的リスクで火照りやすいので、短期の反応を見極めて冷静に向き合う必要がありそうです。
トレードも体調管理も「無理せず、旬を意識して、冷静に」。
そんな感覚が、今年の夏相場では意外と勝ちパターンになるかもしれません。
来週も、マーケットの“旬”をうまく取り入れながら、実りある一週間を目指していきましょう!