-65,836 USD|FOMCが市場を変えた…“ドル一強相場”が再び始まるのか
✅ トレード結果(6月15日~6月19日)
📊 週間合計:-65,836 USD
■ 今週の総括
今週の負けはシンプルでした。
「ドルの強さを軽視した」
これに尽きます。
利益になったポジションもありましたが、
・GOLDロング
・原油ロング
・USD/CHF
・リスク資産関連
で想定と逆の流れが続きました。
一方で、
・原油ショート
・シルバー反発局面
では利益を確保。
結果として、
強いドルに逆らったポジションが全体の損失要因
となりました。
■ 今週の市場の正体
今週のマーケットは、
「FOMCが全てをひっくり返した週」
でした。
週前半は、
・中東リスク後退
・原油下落
・株高
・ドル売り
という流れ。
しかし、
FOMCを境に市場のテーマは完全に変化しました。
それまでの
「中東」
から
「米金融政策」
へ。
市場が意識し始めたのは、
“次の利下げ”ではなく“次の利上げ”
です。
この瞬間から、
ドル買いが市場全体を支配し始めました。
■ 相場の構造変化
これまでは
・株高
・ドル安
の組み合わせが中心でした。
しかし現在は、
株高でもドル高
という新しい局面へ移行しています。
背景にあるのは、
・米インフレ再加速懸念
・FRBのタカ派転換
・米金利上昇
です。
市場の資金は再び米国へ向かっています。
■ 相場総括 ~ドル独走相場は続くのか~
先週の市場で最も印象的だったのは、
「日銀が利上げしても円が買われなかった」
ことです。
市場が見ていたのは今回の利上げではなく、
「この先も利上げが続くのか」
という点でした。
結果として、日銀は慎重姿勢を維持し、一方でFOMCは市場予想以上にタカ派的な内容となりました。
この政策スタンスの差が意識され、
ドル円は161円台後半まで上昇。
市場は再び、
「ドルを買う理由」を探す相場
へ移行しつつあります。
実際、通貨全体を見渡しても状況は非常に分かりやすく、
・米ドルは全面高
・ユーロは戻り売り優勢
・ポンドは材料不足
・カナダドルは原油高の恩恵を受けられず弱含み
・豪ドルとNZドルもドル高に押される展開
・南アランドは高値圏ながら上昇勢いが鈍化
という構図です。
つまり現在は、
「ドルだけが強い」
状態です。
これまで相場を支配していた中東情勢や各国固有の材料よりも、
米金融政策とドルの方向性が市場全体を決定している状況と言えます。
■ 来週の焦点
来週最大のテーマも変わりません。
ドル高トレンドが継続するのか。
市場の注目は、
・米PCE価格指数
・主要国PMI速報値
・日銀追加利上げ観測
の3点に集中しています。
特にPCEは、FOMC後のドル買いを正当化する材料になるのか、それとも過熱感を冷ます材料になるのかを決める重要イベントです。
もしインフレの粘着性が再確認されれば、
市場は再び米利上げ観測を強め、
ドル買いが加速する可能性があります。
一方で弱い結果となれば、
ここまで進んだドル買いの調整が入る展開も考えられます。
■ 通貨別戦略
ドル円(159.00~163.00)
現在はドル買いと円売りが同時進行しています。
ファンダメンタルズだけを見ると上方向ですが、
161円後半から162円台にかけては介入警戒が急速に高まります。
そのため、
上昇トレンドを追うより、リスク管理を優先する局面
と考えています。
ユーロドル(1.1200~1.1600)
基本戦略は変わりません。
戻り売り優勢です。
市場の視線はECBではなくFRBに向いており、
ドル高が続く限りユーロの上値は限定的になりやすいでしょう。
ポンド円(211.00~216.00)
ポンド自体の強さは限定的です。
ポンド円はポンド高というより、
円安によって支えられている側面が強く、
ドル円の動向が最大の材料になります。
豪ドル円(111.50~114.00)
来週最も注目している通貨の一つです。
豪CPIと豪雇用統計の結果次第で、
相場の流れが大きく変わる可能性があります。
カナダドル円(113.00~115.50)
カナダCPIと原油価格が焦点です。
ただし現状ではドル高圧力が強く、
積極的に買われる環境にはありません。
南アランド円(9.60~10.00)
高値圏を維持していますが、
約11年ぶりの高値水準であり、
利益確定売りには警戒が必要です。
■ 今週の戦略テーマ
現在の市場で最も危険なのは、
「ドル高は終わった」と決めつけること
です。
むしろ今は、
ドル高トレンドがさらに加速するのか、
それとも一旦調整に入るのかを見極める重要な分岐点です。
そのため、
・ドルを軸に考える
・逆張りを減らす
・ドル円だけは介入リスクを意識する
この3点が重要になります。
■ 最終結論
現在の市場は、
「ドル独走相場の第二幕が始まるかどうか」
を試している局面です。
来週の最大イベントであるPCEが強い結果となれば、
ドル高はさらに加速する可能性があります。
ただしドル円だけは別です。
ドル高要因と介入リスクが同時に存在しており、
利益を追うよりも防御を優先すべき水準に入っています。
来週の基本戦略はシンプルです。
「ドルに逆らわない。ただしドル円は追いかけない。」
これが最も合理的な立ち回りになると考えています。
■ あとがき:子供がサッカーをする本当の価値
現在、ワールドカップが開催されており、
世界最高レベルの選手たちのプレーを見ていると、
「うちの子にもサッカーをやらせた方がいいのかな」
と思う親御さんも多いかもしれません。
もちろん、
将来プロになる可能性もあります。
しかし実は、
サッカーの本当の価値はそこではないようです。
研究によると、サッカーは
・心肺機能の向上
・筋力向上
・骨密度向上
・体脂肪減少
・集中力向上
・ストレス軽減
など、多くの健康効果が期待されています。
さらに興味深いのは、
サッカーは単なる運動ではなく、
「考えるスポーツ」
でもあることです。
フィールドでは常に、
どこへ動くか。
誰にパスを出すか。
どこにスペースがあるか。
瞬時に判断を繰り返します。
その結果、
注意力や判断力、ワーキングメモリーの向上にもつながる可能性があるとされています。
これはトレードにも少し似ています。
相場でも、
どこで入るか。
どこで待つか。
どこで撤退するか。
常に判断の連続です。
だから私は、
子供にスポーツをさせる目的は、
プロ選手を目指すことだけではなく、
健康な身体と、
考える力を育てることにあると思っています。
ワールドカップを見ながら、
ゴールシーンに目が行きがちですが、
本当に価値があるのは、
その裏側にある日々の積み重ねかもしれません。
来週もトレードでは、
派手な利益より、
正しい判断を積み重ねること。
それを大切にしていきたいですね。





