ポジションを保有することを指します。ナンピンをすることで平均購入単価を下げることができ、結果として含み損を解消しやすくなります。ただし、トレード初心者には注意が必要な手法です。
この記事のまとめ
- FXのナンピンとは含み損が発生した際に、追加でポジションを保有して平均購入単価を下げる行為のこと。
- ナンピンのデメリットは強制ロスカットにつながってしまう可能性があること。
- ナンピンをする際に気をつけるべきポイントは、自分なりのルールを定めておくこと。
目次
- FX のナンピンとは
- FXの平均購入単価の算出方法
- FXのナンピンを用いた勝てるトレード手法
- 損失を回避する3つのナンピン見極めポイント
- FXナンピンの2つのメリット
- FXナンピンの3つのデメリット
- FXナンピンをする際に気をつけるべき注意点
- FXナンピンに関するよくある質問
FX のナンピンとは
ナンピンは漢字で「難平」と書き、損失を平均化するという意味です。FXにおけるナンピンとは、保有しているポジションが想定とは反対の値動きをして含み損が発生した際に、追加でポジションを保有して平均購入単価を下げる行為を指します。ナンピンは、早い段階で含み損を解消できる可能性がありますが、価格が戻らなければ大きな損失を抱えるハイリスクな行為です。
FXの平均購入単価の算出方法
平均購入単価とは、全保有ポジションの合計に対する1ロットあたりの平均取得価格です。算出方法は以下の通りです。
平均購入単価の算出方法
- 平均購入単価=エントリーしたときの価格の合計÷合計ロット数
例:
- 1ドル=100円の時に1ロットエントリー
- 1ドル=99円の時に1ロットエントリー
- 1ドル=98円の時に1ロットエントリー
この場合の平均購入単価は(100+99+98)÷3=99円となります。
FXのナンピンを用いた勝てるトレード手法
ナンピンの基本的な流れ
ナンピンをする際の基本的な流れを解説します。最初にチャートが上昇することを予測し買いのエントリーをします。予想に反して相場が逆行してしまった場合、1回目のナンピンを行います。その後も逆行が続けば、2回目のナンピンを行います。価格が戻れば、平均購入単価よりも手前の価格で含み損を解消できます。
損失を回避する3つのナンピン見極めポイント
- トレンドに準じてポジションを持つ
- 相場が戻り始めるのを待ってからナンピンすることで、安全性が上がります。
- あらかじめ一定の下落幅を設定する
- 相場の一時的な下落を想定し、ナンピンする水準を決めておくことで、計画的なトレードが可能です。
- 移動平均線からの乖離率を利用する
- エンベロープなどのインジケーターを使い、移動平均線からの乖離率を見てナンピンのタイミングを図ります。
FXナンピンの2つのメリット
- 平均購入単価を下げることができる
- ナンピンにより、平均購入単価を下げることで含み損を解消するまでの期間が短くなります。
- ナンピンをしないよりも大きな利益を期待できる
- ナンピンをすることで、より優位な場所でポジションを持てるため、大きな利益を期待できます。
FXナンピンの3つのデメリット
- 損失が広がる可能性がある
- 相場が戻らなければ、当初よりも多くの損失を抱えることになります。
- 強制ロスカットにつながってしまう可能性がある
- 損失が大きくなりすぎると強制ロスカットされるリスクがあります。
- 心理的ストレスがかかる可能性がある
- ナンピンをしても相場が戻らなければ、含み損が膨らむことで心理的負担が増えます。
FXナンピンをする際に気をつけるべき注意点
- 自分なりのルールを定めておく
- ナンピンをする際は事前にルールを決めておくことが重要です。
- ロットを分割する
- あらかじめナンピンを予測して、ロットを分割してエントリーする方法が有効です。
FXナンピンに関するよくある質問
初心者にナンピンはおすすめしますか?
初心者のうちは安易なナンピンは避けるべきです。トレードに慣れてから挑戦することをおすすめします。
ナンピンを使うのが向いている人はどんな人ですか?
ナンピンが向いている人には、資金管理のルールを守れる人と十分なFXの知識がある人の2つの特徴があります。
ナンピンを活用してFX取引を優位に進めよう!
ナンピンはリスクの大きいイメージがありますが、上手に使えば効率よく利益を伸ばせる方法です。事前に計画をし、根拠のあるエントリーと資金管理を徹底してナンピンを行いましょう。
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